ハゲ治療の方法によっては全身の体毛が濃くなる場合があります。
私自身もハゲ治療を開始して3ヵ月経った辺りから、うで毛やひげが濃くなっていく経験をしました。
ただし数ヶ月経つと体毛の伸びは鈍化・または停止して1年くらいはそのまま維持しています。
今回はハゲ治療によって体毛が濃くなる理由や体毛が濃くなってしまった場合の対処法などをご紹介します。
また私の体験を踏まえてどの部位の体毛が何か月でどれくらい増毛したのかなど、経験者でなければ分からないリアルな部分を公開します。
ハゲ治療に迷っている人は参考にしてみてください!
↓私がおこなった1年間のハゲ治療を記録した記事です。
「初期脱毛」や「体に起きた異変」、「かかった費用」から「おススメの最安値クリニック」まで、恐らくハゲ治療に悩んでいる人が知りたい情報の全てを書き尽くしました!
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体毛が濃い人はハゲやすい?
「体毛が濃い人は男性ホルモンが強いからハゲる」という噂があります。
本来であれば体毛が濃い人は全身剛毛なので、髪の毛も剛毛なはずです。実際に髪が剛毛な人は体毛も濃い傾向にあります。
しかし、AGAの観点で見ると髪の毛の強さ(太さ)と頭部がハゲるかどうかはあまり相関性がありません。
むしろ噂通り、髪も含めた全身の毛が濃い人は男性ホルモンが多い傾向にあるため「ハゲる可能性は高い」といえるでしょう。
以下で分かりやすく理由を説明します!
体毛が濃い人の特徴
体毛が濃いか薄いかは主観的なものなので、明確な定義はありません。ここでは以下の特徴がある人を「体毛が濃い人」とします。
- 顔中に髭がびっしり生えている人
- 胸毛やお腹の毛がしっかり生えている人
- 腕毛やすね毛が黒々と生えている人
体毛が濃い人は男性ホルモンの一種である「テストステロン」が多い傾向にあります。
一般的にテストステロンが多い男性はリーダーシップがあり、競争心が強く男らしい性格です。
また子孫を残す本能も強いため「性欲が強い」ともいわれています。
この傾向は女性にも当てはまるため、体毛が濃い女性は競争心や性欲が強い「肉食系女子」である可能性が高いといえるでしょう。
つまり世の男性諸君はワンナイトがしたい場合に「体毛が濃い女性を狙う」と性交確率が上がるかもしれません。
本記事で最もためになる知識です。
またテストステロンが多い人は独立心が高いため、成功している起業家には毛深い人が多いです。スティーブ・ジョブズも毛深い髭面ですしね!
体毛の濃さとハゲの関係性
結論から述べますと、体毛の濃さとハゲには少なからず相関性があります。
理由としてはハゲる原因が「男性ホルモン」によるものだからです。
ただし男性ホルモンのテストステロンが直接的にハゲの原因となっているわけではありません。
テストステロンが変化した「ジヒドロテストステロン」が頭皮の毛母細胞に影響を及ぼし、ヘアサイクルが乱れることでハゲるのです。
ややこしくなるので詳細は省きますが、ハゲる原因物質であるジヒドロテストステロンの元となるのがテストステロンなので、テストステロン量が多い人はハゲてしまう材料がたくさんある状態なのです。
体毛が濃い人がハゲやすいという話は上記の根拠から噂されたのだと思います。
体毛が濃い人も落ち込むのはまだ早いですよ!
ただし必ずしも体毛が濃いからといってハゲるわけではありません。
将来ハゲるかどうかにおいて最も重要なのは、テストステロンをジヒドロテストステロンに変える5αリダクターゼという酵素量の多さです。
5αリダクターゼは男性の頭頂部やおでこの生え際などに多く存在しています。
この酵素が活性化するとジヒドロテストステロンが大量に発生して抜け毛を促進するのです。
つむじハゲやM字ハゲの原因はほぼ5αリダクターゼのせいでしょう。
つまり、テストステロン量と同時に5αリダクターゼの量も多い人が真に「将来ハゲやすい人」といえます。
ハゲ治療で体毛が濃くなる人
ハゲ治療をおこなうと「体毛が濃くなった」と感じる人が一定数います。
ハゲ治療には「飲み薬」「ぬり薬」「頭皮注射」や「植毛」などがあり、費用や効果の大きさは様々です。
どのような治療方法で体毛が濃くなるのか、その理由も含めて解説します。
最もポピュラーで安いのは「飲み薬」か「ぬり薬」です。
ハゲ治療にミノキシジルを使用すると体毛が濃くなる
結論から申しますと「頭皮注射」「植毛」「塗り薬」で体毛が濃くなるケースは稀です。「飲み薬」によって治療した人が副作用として「毛深くなった」と訴えています。
ハゲ治療に用いられる飲み薬として有名なのが「ミノキシジル」と「フィナステリド」もしくは「デュタステリド」です。
その中でも「フィナステリド」と「デュタステリド」は脱毛をおさえる薬で「ミノキシジル」が発毛を促進する薬といわれています。
脱毛を抑える | 発毛促進 |
---|---|
フィナステリド | ミノキシジル |
デュタステリド |
「フィナステリド」と「デュタステリド」には前章で紹介した脱毛酵素の5αリダクターゼを抑える働きはありますが、新たに毛を生やす効果は無いので全身が毛深くなることは無いでしょう。
一方「ミノキシジル」には血行を良くする作用と毛母細胞を活性化させる作用があります。
毛母細胞の活性化は頭部だけではなく全身に作用するので、ミノキシジルを使用すると髪も体毛も生えてくるのです。
ミノキシジルによる発毛は副作用!?
ミノキシジルはもともと高血圧の治療をするために作られた薬です。
血管を拡張させて血の巡りを良くし、血圧を下げるのが本来の目的。
当時ミノキシジルを使っていた患者の多くが「多毛症」を発症したので、発毛剤としての開発が始まりました。
つまり毛母細胞を活性化させて発毛を促進する作用はミノキシジルにとって「副作用」であり、想定外の発見だったのです。
今では世界中でハゲ治療薬として認知され、むしろ高血圧治療の目的で使用している人の方が少ないでしょう。
参照:「ミノキシジルの効果と副作用 外用薬・内服薬の違いや作業機序」(男性ホルモン研究所)
体毛が濃くなるのはハゲ治療が効いている証拠
ミノキシジルを使用したハゲ治療によって体毛が濃くなるのはマイナスな事ばかりではありません。
全身の毛が濃くなっているのであれば、ミノキシジルによるハゲ治療の効果が出ている証拠です。
髪の場合は発毛した毛がそれなりの長さにならなければ増毛したと実感しにくいですが、腕毛やすね毛などのムダ毛は少し生えただけで「毛深くなった」と感じます。
つまり(1)体毛の増加を感じて数週間や数ヶ月してから(2)頭部の増毛を実感するのがミノキシジルによるハゲ治療です。
毛母細胞が最も多いのは頭部なので、体毛だけ濃くなって髪が生えないというケースはほぼあり得ないと考えてよいでしょう。
初めてのハゲ治療では本当に髪が生えているか不安な時期があります。そんな時に体毛が濃くなると結構安心できるんです。
私の経験では、体毛の増加はハゲ治療初期のメンタルの安定に繋がりました。
ちなみに体毛は永遠に伸び続けるわけではないので、安心してください(笑)
体毛は常識的な濃さでとどまります。
ハゲ治療で体毛を濃くせずに髪だけ生やす方法とは?
ハゲ治療はしたいけど、体毛の増加はどうしても避けたいという人がいるかもしれません。もしくはすでにハゲ治療をおこなっていて、生えてきた体毛を元に戻したい人もいるでしょう。そんな方のために以下の方法をご提案します。
髪だけ生やすことは可能です!
基本的にミノキシジルをやめれば体毛は元に戻る
体毛の増加が気になる方はハゲ治療で使用しているミノキシジルをやめるのも1つの手段です。
基本的にミノキシジルの服用をやめれば体毛の増加は防げます。
服用を中断して数ヶ月すると体毛も徐々に元に戻るでしょう。
ただし体毛と同時に頭部の毛も元に戻っていく可能性が高いので、せっかく生えた髪が無くなり、再びハゲてしまうかもしれません。
約4~6年周期のヘアサイクルが正常になっていれば薬をやめてもハゲない場合もありますが、基本的には「すべての毛が元に戻る」と思ってください。
再びハゲるのは悪夢でしかないので、この方法はあまりおすすめしません。
ミノキシジルの濃度を下げる
体毛の濃さに悩んでいる人はハゲ治療で使っているミノキシジルの濃度を下げると良いかもしれません。
基本的にミノキシジルの濃度は以下の3つがあります。
ミノキシジル濃度 | 増毛効果 |
---|---|
2.5mg | 低い |
5.0mg | 中程度 |
10.0mg | 高い |
濃度が濃いほど増毛効果は高いですが、そのぶん体毛も濃くなります。
現在使っている濃度のミノキシジルで発毛を十分に実感できている人は、いちど濃度を下げてみましょう。
ミノキシジルの濃度をさげることで副作用である体毛の濃さは軽減される場合があります。
またヘアサイクルが正常になっていれば濃度をさげても髪の量が極端に減る可能性は少ないです。
期待通りの結果が得られない場合はミノキシジルの濃度を戻せば元通りになるので、一度試してみるのはアリかと思います。
タブレットを半分に割ると節約して濃度をさげれます。
ハゲ治療にはミノキシジル以外の薬のみ使う
前の章で説明したように、ハゲ治療にはミノキシジル以外に「フィナステリド」と「デュタステリド」という薬があります。
「フィナステリド」と「デュタステリド」はAGAの原因物質である5αリダクターゼの働きを抑制して抜け毛を防いでくれます。
抜け毛を防ぐことでヘアサイクルが正常になりAGA発症前の姿に戻れるので、長期的に見ると「フィナステリド」や「デュタステリド」だけでもハゲ治療は可能です。
「フィナステリド」と「デュタステリド」には体毛を増やす副作用はないので、全身が毛深くなることはありません。
「フィナステリド」や「デュタステリド」だけを使ってハゲ治療をおこなうと副作用も少なく、費用もおさえられるでしょう。
ミノキシジルは「短期で増毛したい、AGA発症前よりも髪を生やしたい」という人向けの発毛ブースターと考えてください。
フィナステリドは1ヵ月約2000円~と大変安価です。
塗るタイプのハゲ治療をおこなう
飲むタイプではなく塗るタイプのハゲ治療をおこなうという手もあります。
ミノキシジルによるハゲ治療には服用型と塗布型の2種類が存在します。
服用型の方が増毛効果は高いのですが、その分体毛の増加などの副作用が出る可能性も高いです。
一方、塗布型であれば塗った部分にのみ発毛効果が表れるので全身の体毛が増える可能性はほぼありません。
リアップのような市販製品は効果が怪しいですが、クリニックで処方してもらえる塗布型のミノキシジルであれば効果は実証されています。
ただし服用型に比べると効果は薄いのと、値段も少し高いというのが難点でしょう。
お金に余裕があり、体毛が濃くなるのはどうしても避けたいという方は「塗るタイプのミノキシジル」を使ってみると良いかもしれません。
市販製品にのみ頼るのは最も愚かです。
私もハゲ治療で体毛が濃くなった【体験談】
ここからは私の体験談です。
1年ほど前、私はハゲ治療のためにクリニックへ行き「ミノキシジル」と「デュタステリド」を飲み始めます。
クリニックからは事前に体毛の増加があるかもしれない旨の説明を受けてましたが、髪が生えるなら少々体毛が濃くなるくらい全然OKだと思いました。
私は元々ひげやわき毛なども含めて体毛が薄めのタイプなので、むしろひげが濃くなるのはイメチェンのきっかけになるのでは!?という感じでした。
体毛の変化に気が付いたのは3ヵ月くらいたった頃でした。
お風呂に入っていると、ふやけたうで毛がひじきのようになっているです!
ハゲ治療を始める前はよーく見ないとうで毛が確認できないくらいの体毛の濃さだったのでびっくりしました。体毛が濃くなるなんて思春期いらいの体験です。
それから徐々に体毛の増加が気になり始めました。
4か月目くらいにはほとんど生えていなかった肩回りに産毛が生えてきたのです。
また同時期には太ももの内側にも少しずつ毛が生えてくるようになりました。
5か月目くらいにはひげが若干濃くなり、あるのかどうかわからないくらいだった顔の産毛も少しずつ目視できる太さになってきました。
もみあげの延長からアゴにかけての産毛が着実に育っており、このまま放っておくアゴヒゲと繋がってしまうのではないかという懸念があります。
これはちょっとウザかったので人生初の顔そりを買って対処しました。
パナソニック製の商品ですが、かなりきれいに剃れて肌もヒリヒリしないので超おススメです。↓
話がそれましたが、5か月目は顔全体の毛が気になり始めましたね。
うで毛の方は3ヵ月目から多少濃くなったような気がしますが、大した変化はありませんでした。
やはりある程度まで伸びたら成長が止まるのでしょうか。
そして6か月目には鼻毛に来ました。油断していると鼻毛が出るのはけっこう厄介です。
今まで意識して鼻毛を切る事なんてほとんどなかったのですが、6か月目くらいからは週一で鼻毛を切っています。
しかし、体毛の増加はデメリットだけではありません。
顔の産毛が濃くなるのと同時におでこの生え際の産毛も濃くなっていきました。
試しに剃って観察してみるとさらに濃くなって、今では立派な髪の一員です。
昔からおでこが広い方だった私は、体毛が濃くなる作用によって、現在は自分史上最もせまいおでこを手に入れました。
コンプレックスが1つ解消されてウハウハです。
また、デュタステリドやフィナステリドでは効きにくいサイドや襟足の毛量も増えてきました。
ツーブロックをしたときにスカスカだった髪の密度が濃くなったのです。
自信をもって攻めた髪型ができるようになりました!
今では治療を始めて11ヵ月目ですが、体毛の変化は6か月目から止まったように思います。
体毛の増加が気になった点を各部位別にまとめてみました。
増毛箇所 | 気になり度 |
---|---|
うで毛 | 高い(どうみても分かるレベル) |
胸毛 | ほぼ変化なし |
陰毛 | ほぼ変化なし |
すね毛 | 低い(ちょっと生えた?) |
まゆ毛 | 低い(ちょっと生えた?) |
鼻毛 | 高い(切る頻度が増えた) |
もも毛 | 低い(ちょっと生えた?) |
足の指毛 | 中(伸びるスピード早い) |
手の指毛 | 高い(どうみても分かるレベル) |
ひげ | 中(伸びるスピード早い) |
耳毛 | ほぼ変化なし |
わき毛 | ほぼ変化なし |
ギャランドゥ | 低い(ちょっと生えた?) |
尻毛 | ほぼ変化なし |
肩毛 | 低い(ちょっと生えた?) |
背中毛 | 低い(ちょっと生えた?) |
顔産毛 | 中(濃くなったと思う) |
毛の名前が思いつく部位はあらかた挙げました。毛深さの気になり度はあくまでも私個人の体験なので参考程度に。
濃くなる部位も個人差があります。でもうで毛はだいたい当てはまるらしい。。。
※頭髪の変化は別記事で詳しく書くので、今回は体毛の変化のみにフォーカスしています!
まとめ
ハゲ治療で体毛が濃くなるかどうか、私の体験談も交えて解説しました。
ミノキシジルを使ってハゲ治療をするかどうかが争点ですね。使えばだいたい毛深くなるし、使わなければ大丈夫。
ただ個人差はあるかもしれませんが、はっきり言って『髪が生える喜び>>>>顔にニキビができた>体毛が濃くなる悲しみ』くらいのものです。
体毛が濃くなることを怖がってハゲ治療をしないっていうのは本当にもったいないと思います。人生の機会損失。
ハゲ治療を一度体験してみて、体毛がめちゃくちゃ濃くなる体質で耐えられなくなったら辞めればいいだけなのです。
一緒にハゲを克服して楽しい人生にしましょう!
他にもハゲ治療にまつわる疑問やいいクリニックの選び方などが知りたい方は『aga治療ブログ』をお読みください。
私の体験談を含めてハゲ治療のリアルな部分をどんどんさらけ出していきます!
今後ともよろしくお願いいたします。
最後まで読んで下さって本当にありがとうございました!
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